ラウンジ。
ラウンジ。
って密会っぽいね。
私の入院している某大学病院には、
病棟にラウンジといわれる広場がある。
そこの窓は、とにかく全面ガラス張りで景色丸見え。
八階だし、そりゃ丸見え。
でも、田舎だからビルもなければなんたらタワーやらなんたらツリーもないわけ。
新幹線、農道、家、ホームセンター、スーパー、
みたいな。
おっと場所の検索だけはやめてくれよ。
私がどこにいるか探さないでください。
夕飯後に、
ふらっとラウンジに行ってみた。
景色見に。
ヨッセンチメンタル!
窓側のテーブル席は四つ。
私がひとつ。
おじさんが一人、また一人と、
四つ埋まったわけ。
で、ちらっと見たら、
みんな携帯いじるわけでもなく、
みんな一斉に景色を眺めてるのさ。
病院パジャマ→いわゆるみんなお揃い。
お揃いのパジャマ着た四人が、年齢は明らかにみんなバラバラな男女が、みんな景色を眺めてるの。
すごい光景でさ。
みんな景色見て、想うことが違うでしょ?
病名も違うと思うし、同じかもしれない。
でも知らない男女が、同じ景色を眺めてる。
そんななかなか体験できないひと時を過ごしてきたわけ。
なにを考えていたんだろうか。
私は、
一瞬でもあの人が見たい。
と、
願っていました。
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